

人間ドックとは?
人間ドックの「ドック」とは、船の修理や建造用の施設『dock(ドック)』のこと。次の航海で事故が起こらないよう、点検・修理をするために入る場所であることになぞらえたと言われています。船と同様、人間の身体も定期的な点検や整備が必要であるという予防医学の観点から、日本独自の発想で生まれた言葉です。
大きくは、生活習慣病にかかわる検査項目が中心の「基礎ドック」と、がんや脳、心臓など死亡リスクが高い病気を発見するための「専門ドック」に分けられています。病気の早期発見をはじめ、将来かかりやすい病気の傾向まで把握することを目的としています。
健康診断とはどう違うの?

「現在の健康状態を明らかにし、健康異常に対する早期発見と、健康を保持・増進する」という目的はどちらも同じですが、最も大きな違いは検査項目の数です。法律で義務付けられている検査項目を網羅したのが健康診断ですが、人間ドックではより多くの検査を行うことで、健康状態を詳細に調べ、総合的な診断をすることが可能です。また、目的に合わせてプランや検査項目を選んだり、組み合わせたりすることができるのも人間ドックの特徴のひとつです。
人間ドックは、より総合的に精密な検査を受けたい方が任意で受診します。そのため、健康保険の対象外となり、費用や時間の負担がかかります。健康診断は労働安全衛生法により、1年ごとに1回以上定期的に行うことが義務付けられていますが、人間ドックには法的な受診の義務はありません。ですが、SBIメディックでは30~40代以上になったら人間ドックを受診することをお勧めしています。
検査項目の違い
健康診断は、企業や自治体で実施されるもので、低価格あるいは無料で受けることができます。いずれも健康状態の維持・確認を目的としており、身長・体重・血圧・視力・聴力・尿検査・血液検査など、全身の健康状態を大まかに把握するための検査項目が中心になっています。
一方、人間ドックは、自覚症状のない疾患やがんを早期に発見し、早期治療へとつなげることを目的としています。そのため、健康診断より検査項目が多く、通常は50項目以上の詳細な検査がおこなわれます。医療機関によって差がありますが、一般的には以下のような項目が含まれます。
▼人間ドックの主な検査項目
身体計測、血圧測定、心電図検査、視力・眼底検査、聴力検査、呼吸機能検査、胸部エックス線検査、上部消化管検査(エックス線検査または内視鏡検査)、腹部エコー、血液検査、尿検査、便潜血検査、内科診察 など
人間ドックのなかには、より精細な検査をおこなう高級人間ドックもあり、高級人間ドックの場合、検査項目はさらに多くなります。
費用の違い
人間ドックの費用は全額自己負担となり、健康診断より高額になります。一般的な人間ドックの場合で3~10万円、検査内容が充実した人間ドックの場合で15~30万円が相場です。一方、自治体の健康診断や国民健康保険組合の健康診断は比較的低額で、あるいは無料で受診することができます。病院・健診センターの健康診断は、1~3万円程度が目安になります。
人間ドックのメリット

人間ドックを受診するメリットは、病気を早期に発見できることです。上述のとおり、人間ドックは健康診断より検査項目が多く、より詳細かつ高精度な検査を受けることができます。そのため、自覚症状のない初期段階の疾患やがんを発見できる可能性が高まります。治療が必要になった場合でも身体への負担を最小限に抑えられるほか、重症化を防ぎ、医療費や通院の負担を軽減できることも大きなメリットです。
年代別のお勧めの検査項目
20代~30代
20代~30代は、病気の発症リスクはそれほど高くはありませんが、油断は禁物です。生活習慣を見直すきっかけとして、人間ドックを受診することをお勧めします。特に女性は、若年層でも子宮頸がんや乳がんを発症する可能性があるため、女性特有の疾患に特化したレディースドックを受診しておくと安心です。
40代
40代になると、加齢や基礎代謝の低下に加え、これまでの生活習慣の積み重ねが影響し、生活習慣病やがんの発症リスクが高くなるため、定期的な人間ドックの受診がより重要になります。生活習慣病の検査が充実した人間ドック、肺がん・胃がん・大腸がんなどの主要ながんについて詳細な検査を受けられる人間ドックの受診をお勧めします。
50代以上
50代になると、生活習慣病やがんのリスクがさらに上昇し、体調の変化がより顕著になります。より詳細で全身的な検査がある人間ドックを受診し、リスクの早期発見・管理に努めることが重要です。必要に応じて、全身のがんを網羅的に評価できるPET-CT検査に加え、加齢とともに発症リスクが高まる脳血管疾患を早期に捉える頭部MRI、心筋梗塞や致死性不整脈など突然死にもつながる心疾患の評価に有用な心臓MRIや心臓エコーなども検討するとよいでしょう。
▼関連リンク
人間ドックは何歳から受ける?年代別健康リスクと検査項目を徹底解説! | 高級会員制人間ドック | SBIメディック
人間ドックのコースの選び方
人間ドックは、医療機関によって様々なコースが用意されています。必ずしも検査項目が多いコースが良いわけではなく、自分にとって必要な検査項目が含まれたコースを選ぶことが大切です。
年齢、性別、ご家族の既往歴、現在の自覚症状、食生活、運動習慣、喫煙・飲酒の有無などを踏まえ、ご自身に最適なコースを選択しましょう。どの検査項目が必要か分からないという方は、上述の「年代別のお勧めの検査項目」を参考にしてください。
SBIメディックのプラン・コースは、以下のページでご案内しています。
会員コースと料金 | 高級会員制人間ドック | SBIメディック
まとめ
人間ドックは健康診断よりも検査項目が多く、がんや生活習慣病などを自覚症状のない段階で早期発見することができます。病気の重症化を防ぎ、治療にともなう身体的・金銭的な負担を軽減できるのは人間ドックの大きなメリットです。特に経営者など社会的な責任を担う立場にある方は、ご自身だけでなく、ご家族や職場、社会のためにも定期的に人間ドックを受診して、健康管理に努めていただきたいと思います。
SBIメディックでは、東京駅直結の上質な空間で会員制人間ドックを受けることができ、経営者をはじめとするエグゼクティブの方々に向けた国内最高峰の予防医療サービスをご提供しています。人間ドックを中心とする「予防サポート」はもちろん、専門医のご紹介やセカンドオピニオンなどの「治療サポート」、抗加齢医療や再生医療、エイジングケア、デンタルケアなど加齢に伴い重要になる「エイジマネジメント」までを一体でご提供することで、「いつまでも若々しく健やかな人生」をお送りいただけるようサポートいたします。


